Mac OSが漢字Takeから、名前もシステムも一気に進化したバージョンになります。この頃パソコンブームもあり、このMac OS 8も発売日の深夜0時になった瞬間から販売が開始されました。もちろんMacユーザーの私も深夜に日本橋に向かい、販売店が配っていたアップルジュースを飲みながら販売開始を待ったのは懐かしい思い出です。

紙面ですが、表紙はMac OS 8のパッケージと同様のデザインとなっています。中面では、Mac OSのグラフィカルユーザーインターフェースなどの進化の話と、Mac OS 8の魅力を探る8つのポイントとして、「Ease of Use」「Easy Setup」「Internet」や「Multimedia」などが紹介されいます。その紹介されているポイントの中で古くからのMacユーザーとして懐かしいのは、「QuickDraw 3D」「QuickTime VR」かと思います。OSを購入した私も夜中にインストールしてデモの椅子をクルクル回したりしました。この後のOS Xまで進化を続け、DTPの分野ではその後も数年間Mac OS 9は動き続けるOSになります。