Apple QuickTake 100

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Apple QuickTake 100

1994年にAppleが生み出した、Macintosh専用のデジタルカメラApple QuickTake 100。
当時は、まだまだフィルムカメラが一般的でデジタルカメラとは「そもそも何ですか?」という時代でした。このパンフレットを入手した時もまだ実機は店頭には無く、Macintoshの横に置いてありました。

表紙は、実にAppleらしいシンプルだけどインパクトがあるデザインで、続く中面ではビジネスでの利用方法を中心に何が出来るのかと、扱いやすさ、画像のクオリティが紹介されています。画像のクオリティとしては、標準解像度(320×240ピクセル)、高解像度(640×480ピクセル)の24ビットカラーとなっています。記録メディアは1MB Flash EPROM(1MBですよ)で、標準解像度で最大32枚と当時としては十分のスペックでした。

先に書いた様に、当時デジタルカメラの価格は非常に高額だったので、パンフレットの内容も今のデジタルカメラのパンフレットでは有りえないくらい一般の人の使用については書かれていません。これは、Apple自身もまだ一般の人の購入は少ないいだろうと考えていたのかもしれません。

Apple QuickTake 100以降Appleも150、200とモデルチェンジがあり、CASIOなどからも同じ様な製品が登場し、デジカメ市場を大きく形成していく事になります。現在もオークションサイト等でApple QuickTakeの出品があり、比較的入手が可能なので、いつか入手していろいろ試してみたいものです。

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