Power Mac G4としては7代目となるモデル。初代より基本的にCPUはデュアルになり、処理の高速化が図られています。また本体内臓のスピーカーが従来のモデルとは異なり、iMacに付属する様なスピーカーが正面下部にマウントされています。
紙面は先に紹介したiMacと雰囲気は近いのですが、どちらかと言うとこの時期Appleの最も主戦場だったDTPユーザーに向けてという事もあってか、表紙からイントロ等一切無く、表紙には特長と紹介ズラッと並び、中面には技術仕様と各モデルの仕様がビッシリ記載されています。
パンフレットを見せる対象を絞り、必要な情報をびっしりと掲載する。普通の企業製品のパンフレットだったらそうなのですが、ことAppleと考えると広告などの分野ではやはりこの時代、どこか混迷していたのかもしれません。
管理人も広告業界で働いていましたので、会社にこのモデルを入れて欲しいと申請したのですが、数年前に入れたPower Mac G3のお値段が相当だった(特にメモリ)為に導入する事ができず、このパンフレットに記載されている様なPhotoshopの高速処理などはこの後のG5までおあずけとなりました。